デイブ・ベナベンテ氏に初めて会ったのは2017年、当時彼は北マリアナ諸島連邦(CNMI)環境沿岸局の主任生物学者を務めていました。デイブ氏がネットワークについて初めて知ったのは、ネットワークの研修を終えて帰国した同僚が自身の経験を共有してくれたことがきっかけでした。そして2017年、デイブ氏はネットワークの「生態系サービスとサンゴ礁の政策・管理の統合」研修に参加しました。これが、彼にとって他地域のサンゴ礁管理者と直接交流し、地域のサンゴ礁管理に関する教訓やアドバイスを共有する初めての機会となりました。 「私にとっては極めて重要な出来事でした。地域社会に科学的な概念を伝え、理解を深める力を与えてくれました。人々に『ひらめき』の瞬間を与えられるよう支援することが大切なのです。」 デイブはそう言った。CNMIに戻ったとき、デイブは上級管理職にニーズを伝え、CNMIのサンゴ礁に利益をもたらす管理ハンドブック、助成金、そして方針を作成するための能力をより高めていた。
修復についての理解を深め、大規模な白化現象後のサンゴの被覆率を高めるため、デイブは後にネットワークのサンゴ礁修復オンラインコースを受講し、育成場を設立して管理する方法を学びました。ネットワークスタッフの指導の下、彼はCNMIレジリエンス計画を策定しました。この計画は、現在も連邦における修復作業の指針として使用されています。デイブはその後、地域コミュニティが環境管理に参加できるよう支援する地元の非営利団体、マリアナ諸島自然同盟でプロジェクトマネージャー/海洋生物学者として新しい役割を担っていますが、2つのサンゴ育成場の維持管理と新しいレンジャーのトレーニングにも積極的に関わっています。また、北マリアナ大学の新任講師として、デイブはネットワークのトレーニングで学んだ教材をサンゴの修復と生態系サービスに関する講義に取り入れ、その重要性を学生たちに伝えたいと考えています。